学情は4月10日、第二新卒・既卒の「就職・転職活動に関するアンケート」の結果を発表した。調査は3月1日~15日、同社が運営する20代向けの就活情報サイト「Re就活」に登録している会員を対象にWEBアンケート方式にて行われ、399名の有効回答を得た。

「就職希望時期」

就職の希望時期について聞くと、既卒の64.1%が「できるだけ早く」と回答。「1カ月~3カ月後に」(13.8%)と回答した人を合わせると、77.9%が「3カ月以内での早期就業」を望んでいることが明らかに。

一方、第二新卒では「できるだけ早く」が45.7%、「1カ月~3カ月後に」が19.7%と、早期就業を希望する人の割合は65.4%だった。

「転職理由・就職していない理由」

第二新卒に対し「転職の理由」を聞くと、「人間関係・社風が合わない」(37.5%)が最も多く、以降「給料が低い」(35.1%)、「ワークライフバランスが悪い」(33.7%)、「そもそもやりたい仕事ではなかった」(32.7%)と続いた。

一方、既卒が「就職していない理由」としては、「就職活動がうまくいかなかった」が最も多く57.9%。また、「本当にやりたい仕事を探していた」(35.2%)という人も多かった。

「求人情報で重視するポイント」

求人情報で重視するポイントについては、第二新卒・既卒ともに「勤務地」(第二新卒57.7%、既卒60.7%)や「仕事内容」(第二新卒58.2%、既卒49.0%)と挙げる人が多かった。

前年(2016年3月)と比較すると、「勤務地」を重視する第二新卒は前年より10.7pt、既卒は8.3pt増加。また、「給与」「残業・休日数」を重視する第二新卒は前年より約8pt増加しており、より良い待遇や条件を求める傾向がうかがえた。

「エントリーをためらう理由」

エントリーをためらう理由を聞くと、第二新卒は「勤務地が希望に合わない」(60.1%)が最も多く、次いで「採用対象にハードルが高い」(48.1%)、「給与が希望に合わない」(43.8%)が上位に挙がった。

一方既卒は、「採用対象のハードルが高い」(64.1%)や「勤務地が希望に合わない」(55.9%)と回答した人が多かった。