米国SAS Instituteは4月11日、シスコと提携し、統合IoTソリューション「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platform」を提供すると発表した。

「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platform」は、Cisco Validated Designに裏付けられた、IoTアナリティクスのためのエッジ・ツー・エンタープライズ・プラットフォーム。容量、速度、待機時間の要件に基づいてさまざまなネットワーク層でアナリティクスを適用できるという。検証済みの設計になっているため、障壁やリスクが軽減されている。

同製品はシスコのIoTゲートウェイと「SAS Event Stream Processing」の融合により、データを生成しているデバイスやセンサーのすぐ近くで、「流れているデータ」に対して分析モデルを瞬時に適用することが可能。

分析の結果、アラートを起動したり、保存に適したデータかあるいは転送してよいデータかなどを定義したりできる。

また、関連するデータセットがエッジで特定されると、データセンターまたはクラウドに転送され、別のエンタープライズ・データと結合されてコンテキストが作成される。

これにビジュアライゼーションやデータ・マイニング、機械学習などの高度な分析手法を適用して新しい洞察を導き出すこと、新たな分析モデルを作成することができ、作成した分析モデルをクラウドに配備したり、必要に応じてエッジに戻したりすることも可能となっている。