日本経済団体連合会は4月10日、2019年度の大学卒業予定者・大学院修士課程修了予定者等の｢採用選考に関する指針｣を発表。3年連続で同じ日程を維持することを決定した。

2019年度の就活、3月説明会・6月面接と3年連続で同日程に(画像はイメージ)

1日だけのインターンも解禁

2019年度の大学卒業予定者・大学院修士課程修了予定者を対象とした広報活動(会社説明会)については、卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、選考活動(面接など)については、卒業・修了年度の6月1日以降解禁とする。

経団連は「現行の開始時期については、学生の業界研究、企業研究の時間確保に課題があるとの指摘もあるが、海外留学生や教育実習生をめぐる大きな混乱は見られておらず、全体的には評価する声も多い」とし、3年連続で同じスケジュールを維持することを決定した。

正式な内定日については、卒業・修了年度の10月1日以降と決定。広報活動前のインターンシップについては、従来の5日以上という最低日数要件を削除し、1日だけの開催も可能とした。その上で、「教育的効果が乏しく、企業の広報活動や、その後の面接につながるような1日限りのプログラム」は実施してはならない定めている。

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