シングルマザーの家賃平均は? 「実家暮らし」は約24%に

アットホームはこのほど、「シングルマザーの住まいの実態調査」を実施し、結果を公表した。

同調査は2月20日~21日、全国の20歳~59歳のシングルマザー618名を対象にインターネットリサーチにて実施。家族の多様性や女性の社会進出が推奨される中、増えつつあるシングルマザーがどのような家に住み、どのような考えで住まい選びをしているのかなどを調査したもの。

なお、ここでは、未婚・離婚・死別などの理由で父親がいない、満20歳未満の未婚の子どもを養育する母のことを「シングルマザー」としている。

「現在実家で暮らしている」というシングルマザーは24.3%

月額家賃は全国平均で5.2万円

調査の結果、「現在実家で暮らしている」というシングルマザーは24.3%だった。「実家暮らしではない」人は7割以上となり、賃貸住宅が68.6%、持ち家が31.4%という割合になっている。

賃貸住宅に住むシングルマザー(実家暮らしを除く)の月額家賃の全体平均は5.2万円で、分布図で見ると最も多いのは「5万円台」だった。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)のみで見ると、家賃の平均7.0万円で、全国平均よりも1.8万円高い結果となった。

月額家賃の全体平均は5.2万円

自宅の家賃は、約9割が「自分のみで払っている」という結果だった。「自分と他の人が共同で払う」(2.8%)という回答者の中には、自分と「自分の親」や「前夫もしくは子どもの親に当たる人」が払っているケースなどが含まれているという。

また、自分のみで家賃を払っているという人のうち、約8割が「家賃を払うのは厳しい」と思っていることがわかった。さらに、負担の程度を聞くと、「非常に負担に感じる」という人が最も多く、36.1%だった。

自宅の家賃は、約9割が「自分のみで払っている」

約8割が「家賃を払うのは厳しい」と思っている

持ち家の住宅ローンも負担に

持ち家に住むシングルマザーは、「自分と子ども」だけで暮らしている人が67.3%に。親と同居をしている人は22.5%で、賃貸物件に住むシングルマザーよりも同居率が高いことがわかった。

持ち家住まいのシングルマザー、親との同居率は22.5%

持ち家に住むシングルマザーに、現在の自宅を購入した人は誰かを聞いたところ、最も多いのは「自分」で49.7%、「自分の親」という人が19.0%、「前夫もしくは子どもの父親に当たる人」という人が18.3%だった。

現在の自宅の購入者、最多は「自分」で約半数に

持ち家に住むシングルマザー(実家暮らしを除く)で、現在住宅ローンを払っているという人は41.5%となった。回答者が実際に払っている住宅ローンの月額は平均6.9万円、最も多いのは「5万円台」という結果となった。首都圏のみの結果も、全国平均と同じく6.9万円だった。

現在住宅ローンを払っているシングルマザーの約7割が、「住宅ローンを払うのは厳しい」と答え、「非常に負担に感じる」という人は 26.2%だった。

実際に払っている住宅ローンの月額は、平均6.9万円

間取りや広さは?

賃貸、持ち家それぞれに住むシングルマザー(実家暮らしを除く)に、家の広さ、間取り、最寄り駅までの徒歩分数を聞いたところ、賃貸の広さは平均54.0平方メートル、間取りで最も多いのは「2DK」、最寄り駅までの徒歩分数は平均22.3分だった。

一方、持ち家の場合は、広さの平均は84.4平方メートル、最多の間取りは「3LDK」、最寄り駅までの徒歩分数は平均20.7分だった。

賃貸では「2DK」、持ち家では「3LDK」が最も多かった

住まいの決め手は「子供の通学」

シングルマザーになってから現在の自宅に住み始めた人が、どのような点を重視して自宅のエリアを選んだか聞いたところ、最も多かったのは「子どもの通学のしやすさ」で、賃貸・持ち家ともに半数以上にのぼった。

続く2位は、賃貸物件に住む人は「家賃や価格の相場の安さ」、持ち家に住む人は「自分の通勤のしやすさ」となっており、賃借と購入の視点の違いがうかがえる。3位には、賃貸で「自分の通勤のしやすさ」、持ち家では「実家からの近さ」がランクインした。

自宅のエリアを選んだ理由、最多は「子どもの通学のしやすさ」

シングルマザーになってから現在の自宅に住み始めた人のうち、住まい探しに「苦労した」という人は全体で33.6%となった。物件の種類別に見ると、賃貸では37.3%、持ち家は21.3%となっており、賃貸の方が多くの人が苦労したことがわかる。

さらに苦労した点について詳しく聞いてみると、最も多かったのは「家賃・価格と広さが丁度いい物件が見つからない」で、特に賃貸では6割以上にのぼっている。住まい探しの際に、シングルマザーであることを理由に入居を断られたことがあるという人は、賃貸・持ち家ともに、約1割という結果となった。

住まい探しに苦労した点は、「家賃・価格と広さが丁度いい物件が見つからない」が最多に

シングルマザーであることを理由に入居を断られたことがある人は、約1割

離婚を「後悔している」人は3%未満

離婚によりシングルマザーになった人で、前夫から養育費を受け取っているという人は33.7%と約3割だった。母子家庭の公的支援制度による手当を受け取っているという人は64.2%で、そのうち7割は手当の額に満足していない様子がうかがえる結果となった。

さらに、公的住宅手当を受け取っているという人は7.0%にとどまり、そもそも自分が住んでいる地域で母子家庭向けの住宅手当があるかどうか知っている人は25.6%、7割以上が「あるかどうか知らない」状況であることがわかった。

母子家庭の公的住宅手当、9割以上が「受け取っていない」

離婚したことを「後悔している」という人は2.7%、「再婚したい」という人は25.2%という結果となった。また、日本の社会は女性に不利だと思うか聞いたところ、64.6%が「不利だと思う」と答えた。

約3分の2が、日本の社会は女性に「不利だと思う」と回答した

アットホームのWEBサイトでは、詳細な調査結果を公表している。

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