情報サービス産業協会(JISA)は4月6日、「働き方改革宣言」を発表した。同協会は業界に働く人すべてに「ワクワク」をもたらすとともに、人に優しい未来社会を実現するものとして働き方改革を捉え、これを実践することを宣言したとしている。

この宣言では、労働時間の大幅な削減(第1フェーズ:労働日数10日分、第2フェーズ:労働日数20日分)を達成するため、「時間外労働の月間平均を20時間以内」「年次有給休暇の取得率を90%以上」「健康休暇(特別休暇)を導入」などと具体的数値目標を示している。

平均総労働時間シミュレーション

また、労働価値の評価基準を“時間“から“付加価値“にシフトさせる「脱時間労働への変革」や、企業・社会貢献と自己実現を両立させるワクワク感に満ちた新しい働き方の考え方を提示している。

そのほか、「業界におけるテレワーカーの割合を2020年までに20%以上」に目標に掲げている。

JISAは平成29年度に「働き方改革委員会」を設置し、これらの取組を進めていくという。