アイデムの人と仕事研究所は4月5日、「2018年卒 就職活動に関する学生調査(3月1日時点の状況)」の結果を発表した。調査は3月1日~6日、2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学3年生及び大学院1年生の男女685名を対象に、インターネットで行われた。

3人に1人が「面接・試験段階」に突入

「就職活動の主な活動」

3月1日時点での就職活動の主な活動を聞くと、「エントリー活動段階」と回答した学生が最も多く58.7%。「準備活動段階」が18.1%、「面接・試験段階」が14.0%、「内定獲得/就活継続段階」が3.1%だった。

「各活動ステータスに到達した学生の割合」

また、各活動ステータスに到達した学生の割合は、「準備活動段階」が最も多く94.6%(前年比+1.0pt)。このほか、「エントリー活動段階」が81.0%(同+2.7pt)、「面接・試験段階」が33.6%(同+3.6pt)、「内定獲得段階(「内定獲得/就活継続段階」+「内定獲得/就活終了段階」の計)」が4.5%(同-0.5pt)という結果に。前年調査や広報活動解禁が3月になった前々年調査と比べて、「エントリー活動段階」と「面接・試験段階」に進んでいる学生の割合は年々高くなっていることが伺えた。

学生が企業に公表してほしい情報とは

「企業に公表してほしい情報」

学生に、「過去3年間の新卒採用者数・離職者数」「過去3年間の新卒採用者数の男女別人数」等の7項目のうち、企業に公表してほしい情報について1位~3位の順位を聞いた。なお、1位を3点、2位を2点、3位を1点として集計している。その結果、1位は「過去3年間の新卒採用者数・離職者数」(1.57点)。次いで2位「前年度の月平均『所定外労働時間(残業時間)』の実績」(1.09点)、3位「前年度の有給休暇の平均取得日数」(0.88点)となった。

新卒人材紹介サービスの認知度と利用率

「新卒人材紹介サービスの認知・利用状況」

次に、新卒人材紹介サービスの認知・利用状況について調査を実施した。その結果、新卒人材紹介サービスを「知っている」と回答した学生は69.4%で、前年より11.1pt増加した。また、「利用経験あり(以下、利用率)」と回答した学生は46.1%。前年より17.4ptの増となった。