5日(以下すべて現地時間)、Microsoftは同社の統合開発環境である「Visual Studio 2017」の更新を公式ブログで発表した。バージョン番号は「15.1.0+26403.00」に更新される。本バージョンでは、Windows 10 Creators Update SDKや、Xamarin Workbooks for C# 7のサポートが追加され、Redgate Data Toolsの更新、パフォーマンスの改善が加わった。

C# 7をサポートするXamarin Workbooks(公式ブログより)

Windows 10 Creators Update(バージョン1703)へ早期に更新できる「Windows 10 アップグレードアシスタント」の公開に伴い、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)Toolsを更新し、Windows 10バージョン1703に対応するUWPアプリケーションの開発を可能にしている。その他にもNuGet経由の.NET Nativeコンパイラーが取得可能になり、NuGetパッケージ管理方法の改善、IntelliSenseのXAMLエディターの利便性を改善した。

Visual Studio Tools for Xamarinは、.NETコンパイラープラットフォームである「Roslyn 2.0」上でC# 7(7.0)をサポートし、Xamarin.iOSとXamarin.Androidツールによるメモリー使用量とストレージ消費量を軽減している。また、別の公式ブログでは、Visual Studio Installerの改善によるインストールプロセスの高速化や、Visual Studio 2017インストール直後の初回起動や各動作の高速化をアピール。C++及びC#ソリューションのロード時間を短縮し、Git操作やデバッガーの高速化などの改善も加わったという。詳しくはリリースノートで変更点を確認できる。

なお、筆者が更新を試みたところ、2017年3月31日リリースのバージョン15.0(26228.10)しか発見できなかった。

阿久津良和(Cactus)