Microsoftは4月3日(現地時間)、データ可視化ツール「Power BI Desktop」に関する2017年4月の更新情報を、公式ブログでアピールした。レポートビュー面では、書式設定ペインから軸タイトル名を変更可能にし、列の並び替えやサイズ変更、単語の折り返しなどの機能をプレビュー版として実装している。同機能はエクスプローラーやMicrosoft Excelの列操作をイメージすると分かりやすい。マトリクス(行列)に関しては、クロスハイライトのサポートや小計データの可視化、URLアイコンのサポートを今後予定している。

可視化データに対する編集機能が加わった(公式動画より抜粋)

アナリティクス(分析)面では、クイックメジャー機能を改善し、ダイアログを開かずにテーブル上で値の直接編集や、19種類ものデータ分析用計算(Data Analysis Expressions: DAX)を可能にしている。また、Power BI Q&Aではスペイン語をサポートした。データの接続性も向上し、オンライン上のPower BIサービスデータセットの利用が可能(プレビュー版)。Amazon Redshiftへの接続およびPower BIサービス上での公開や、SAP HANA&BWとの連携では、パラメーター入力体験の強化が行われる。

各プレビュー機能は「オプション」の<プレビュー機能>から有効にできる

<データを取得>ボタンからは、Power BIサービスと同じように各種データの取得を実行できる

クエリ編集面では、例の追加や区切り列を行に分割する機能、グループ分けといった基本的な編集機能を強化した。Power BI DesktopはPower BIサービスと共有することで高度な可視化を実現し、Windows 7またはWindows Server 2008 R2以降のPC上で利用可能。こちらのサイトから誰でも無償使用できる。

クエリ編集機能も大幅に強化した(公式動画より抜粋)

阿久津良和(Cactus)