ボーイングは現地時間の3月31日、787-10ドリームライナーがサウスカロライナ州で初飛行を成功させたことを発表。787ファミリーの最新モデルかつ最長モデルである同機は、初飛行で同機のコントロールやシステム、およびハンドリングの品質に関するテストを実施し、合計4時間58分の飛行を行った。

787-10ドリームライナー

初飛行を担ったチーフパイロットは、「離陸から着陸まで予想通りに美しく扱えた。787-10は、航空会社とその乗客に愛される素晴らしい航空機となるでしょう」とコメントしている。今後に関しては、2018年上半期に航空会社への引き渡しを開始する前に、型式証明取得のために総合的な試験を重ねていく。

787-10の引き渡しは2018年上半期を予定

787-10は、シンガポール航空、ANA、エアリース、ブリティッシュ・エアウェイズ、エティハド航空、エバー航空、GECAS、KLMオランダ航空、ユナイテッド航空、GECAS、の9社から149機を受注している。787ファミリーとして、787-8が2011年に運航を開始しており、これまでの間、560路線に投入され、1億5,200万人が搭乗し、140億ポンドの燃料が節約できたという計算になる。