Infineon Technologiesは、高まる電力密度向上へのニーズに対応することを目的に、62mm IGBTモジュールの製品ラインアップを拡張すると発表した。

これは、改良型のDCB基板を用いることで実現したもので、1200V品で最大定格電流600A、1700V品の最大定格電流は500Aとなっている。パッケージにはベースプレートが装備されており、サイズは業界標準に対応しているため、既存の設計に容易に組み込むことができ、同社では駆動装置に使用した場合には出力電力を従来品比で20%向上することが可能だと説明している。

また、電力需要が高い太陽光発電やUSPの用途で効率的な使用を可能とする3レベルトポロジー(NPC2)の設定が可能な「コモンエミッタ」構成でも2品種が提供される。

なお、新たな62mmパワーモジュールはすでに量産を開始しており、サーマルインタフェースマテリアル(TIM)塗布品も利用可能だという。