子育て支援事業を手がけるJP ホールディングスは3月30日、傘下の日本保育サービスが運営する全国の保育園にhugmo(ハグモー)の保育クラウドサービス「hugmo」を順次導入すると発表した。今回の導入は、JP ホールディングスが重点目標に掲げる保育士の業務負担軽減と保育士と、保護者とのコミュニケーション強化の取り組みの一環として行う。

スマートフォンやタブレット、パソコンなどで利用できるhugmoのメインサービス「hugnote(ハグノート)」は、保育者が園児の活動内容やお知らせなどを写真付きでセキュアに保護者に連絡することができるサービス。保護者は子どもたちの活動風景や重要な連絡をスマートフォン上でいつでも閲覧することができるという。

「hugnote」保護者画面

hugmoの導入により、これまで個別の連絡帳や園内掲示などで行っていた連絡業務をデジタル化し、保育士の事務負担を軽減するとともに、本来の保育業務に多くの時間を割くことができるようになるとしている。

「hugnote」保育士画面

なお、JP ホールディングスは、hugmoの利用を目的に厚生労働省より交付される「保育所等におけるICT化の推進」のための補助金を活用し、ソフトバンクのタブレットとスマートフォン計380台を76園に導入しており、今後も各園への導入を進めていく。