ヴァル研究所は3月29日、iPhone・Android向け乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」において、同社が保有するリアル行動データを分析・セグメント化し、ターゲティングを可能にした新たなオーディエンス広告を、4月3日より正式に提供開始すると発表した。

同社の提供する「駅すぱあと広告」は、ユーザーの「移動予測データ」を活用し、生活圏や趣味趣向を独自にセグメント化したエリアターゲティング広告となる。

同社によると、現在のオーディエンスターゲティングは主に、ユーザーのWebページの閲覧履歴(Cookie)をもとに、年代や趣味趣向などを推定しターゲティングを行う手法が一般的という。

提供開始となる新たなオーディエンスターゲティング広告では、移動予測データに加え、実際の行動データも活用することで、より高い精度で趣味趣向などを推定し、ターゲティングを行うことが可能に。

また、リアルタイムの位置情報や従来の移動予測データとの連動もでき、「移動前」と「移動後の店舗付近」とで広告クリエイティブを出し分けるシナリオ配信にも対応する。

今後は、複数の行動履歴を掛け合わせ、より立体的なペルソナをもとにしたオーディエンスターゲティング配信にも対応していく考えだ。