からあげは「ご飯が進むおかず」の3位にランクインした

日本人は子どもの頃からご飯を食べて育ってきていることもあり、「ご飯党」の人が多い。中には「白米を食べないと、食事をした気にはならない」と感じる人もいることだろう。

特に炊きたてのお米は、ふっくらとした食感とほのかな甘みが何とも言えず、ご飯本来の味だけでも箸が進む。ただ、そこにご飯にぴったりのおかずがあれば、箸の勢いが止まらなくなることは必至。カロリーオーバーとわかっていても、大好きなおかずを前についつい食べ過ぎてしまった経験は、誰にでもあるに違いない。

そこで今回、マイナビニュース会員403名に「ご飯が進むおかず」に関するアンケートを実施した。なぜそのメニューが好きなのか、そしてどれぐらいご飯を食べるのかも併せて聞いたので本稿で紹介しよう。

Q. 普段の食事でごはん(お米)は食べますか?

よく食べる(86.1%: 347人)
時々食べる(10.7%: 43人)
あまり食べない(3.2%: 13人)

Q. 「よく食べる」「時々食べる」と答えた方にお聞きします。あなたの好きなごはんが進むおかずを教えてください

1位: 豚肉のしょうが焼き(67.2%)
2位: とんかつ(63.6%)
3位: からあげ(58.5%)
4位: ハンバーグ(56.4%)
5位: ぎょうざ(52.8%)

■豚肉のしょうが焼き
・「濃いめの味つけながら、しつこくない所が決め手です」(38歳男性/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連)
・「あのたれの風味が大好きで、ご飯が進みます。お肉の食感もいい」(59歳男性/その他/その他)
・「肉が基本的に好き。やはり鉄板のしょうが焼きがいい」(53歳男性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「何といっても甘辛のたれと白いごはんの組み合わせはベストマッチ」(57歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「豚肉が風味のよいジューシーなたれとともに提供されるので、ご飯にたれがなじんで、ご飯が進む」(55歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「子供のときから大好きなメニュー。においだけでもご飯が進みそう」(45歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■とんかつ
・「ソースでもしょうゆでもおいしく食べられる」(53歳男性/建設・土木/メカトロ関連技)
・「一番ごはんが進む。いっしょにキャベツの千切りを添えてソースをかけて食べると言うことなし」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「甘くて美味しい」(33歳男性/教育/専門サービス関連)
・「揚げ物が好きでカツから出る肉汁がご飯に合う」(40歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「衣とソースがたまらないから」(56歳男性/その他/その他)

■からあげ
・「私は唐揚げを極めようと様々な店で注文を重ねているが、まだまだ魅力は尽きない」(38歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「味付けニンニク、しょうが、わさび、めんつゆなどをブレンドした調味液を用いた我が家オリジナルのからあげは、市販のものよりもずっと美味しい。また、鳥の皮や脂身もそぎ取っているので、とってもヘルシーである」(56歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「個数によってご飯の量も変わるくらい好き」(34歳男性/その他/その他)
・「味の濃さとにんにくの香りが食欲をそそるから」(47歳男性/その他/その他)

■ハンバーグ
・「子供のときから慣れ親しんでいるから」(37歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「あらゆる場面で万能だから」(30歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「自宅で作るハンバーグは、外で食べるハンバーグよりもやわらかくておいしいのでご飯が進みます。子供の頃から食べ慣れた味付けなので、安心して味わいながらご飯をおいしく食べることができます」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「子どもたちとも簡単に作れ、トッピングなどの工夫で色々と変化を加えられるから」(43歳男性/その他/その他)

■ぎょうざ
・「ニラ、ニンニク、ラー油の刺激に箸が止まらない」(48歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「皮のパリッ、肉汁のジュワーが食欲をそそります」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「つける調味液で味を変えられ、単品のみでも満腹感を得ることができる」(52歳男性/専門店/販売・サービス関連)

■総評

熾烈な1位争いを制したのは豚肉のしょうが焼き。各家庭でレシピは多少異なるだろうが、しょうゆやしょうがのすりおろし、砂糖などを用いた甘辛のたれで香ばしく炒めた肉とご飯の相性は抜群。一緒にたまねぎも炒めれば、肉とは違った食感と甘みを楽しめつつ、野菜もしっかりと摂取できる。「ご飯が進むおかず」の鉄板メニューの一つと言えるだろう。

3.6ポイント差で2位に入ったのは、同じく豚肉を使用したとんかつ。揚げたてサクサクの衣をまとったジューシーなお肉を一口かめば、白米をかきこむ箸が進む進む! とんかつとセットで出てくることが多いキャベツを先に食べることで、体脂肪を蓄積しにくくすることも可能だ。

3位には鶏肉を使ったメニューの定番・からあげがランクインした。からあげは一口サイズでパクパクと食べやすいだけに、気づかぬうちにかなりの個数を食べてしまっていた……なんてシチュエーションも少なくない。ごはんはもちろんのこと、アルコールも進みやすい一品と言えるだろう。

なお、6位以下はマーボー豆腐(51.0%)、肉野菜炒め(49.2%)、肉じゃが(40.5%)、シャケの塩焼き(40.3%)、豚肉のキムチ炒め(36.4%)といったラインアップになっている。

ちなみにこれらのおかずが食卓に並ぶと、どれぐらいご飯を食べてしまうのだろうか。

今回、ご飯を「よく食べる」「時々食べる」と回答した人が日ごろ食べているご飯の量は「お茶わん1杯分」(58.2%)が最多で、以下は「お茶わん2杯分」(35.9%)「お茶わん3杯分」(4.6%)となっていた(茶わん1杯を150gと換算)。

「ご飯が進むメニュー」が一緒に提供された際は「お茶わん2杯分」が49.5%で最多となり、約14ポイントアップ。「お茶わん3杯分」も16.4%まで伸び、一気に10ポイント以上も増えている。この数字から、おかず次第でご飯を食べる量がかなり変わることがうかがえる。

とはいえ、30代、40代ともなれば基礎代謝量も減ってくるだけに、若いときと同じような感覚で食べているとすぐに太ってしまう。メタボリックシンドロームや糖尿病、肥満などの原因になるため、くれぐれもご飯の食べすぎには注意しよう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年3月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性403名
調査方法: インターネットログイン式アンケート