Q.ビジネスで初めて会う人と話すとき何か工夫をしていますか?

ビジネスで初めての人と話すというシーン。そのときの第一印象や会話がその後の仕事を大きく左右する可能性もあり、細心の注意で臨みたいところだ。今回はマイナビニュース会員のうち男女305名に、ビジネスで初対面の人と話す工夫していることについて教えてもらった。

Q.ビジネスで初めて会う人と話すとき何か工夫をしていますか?

はい 52.1%
いいえ 47.9%

Q.どんな工夫をしていますか? 初対面の人とどんな話をしますか?

相手をリサーチ

・「事前に会社のこと、関わりありそうな関連ごと、周りからのその方の話などからネタを持って向かってます」(39歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「事前に相手の出身地、名産、観光地ネタを調べる」(48歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「なるべく早く相手方の趣味・家族・出身地等の情報点を見出し、共通話題事項を共有できるように工夫する」(66歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「これまでのお仕事の背景などをよく聞き出しメモする」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)

清潔感

・「とりあえず、第一印象が大切。着るものの臭いを最も大事にしている。キツすぎず匂うようにするには……柔軟剤!」(45歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「身だしなみをしっかりする、無難なもの」(32歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「印象を良くするように歯を磨く」(27歳女性/繊維・アパレル/販売・サービス関連)

自分から自己紹介

・「大きな声でまずは挨拶」(58歳男性/精密機器/営業関連)
・「必ずこちらから自己紹介する。どんな仕事をしているか軽くプレゼンする」(30歳女性/医療・福祉・介護サービス/販売・サービス関連)
・「打ち解けやすいように、自己開示を積極的にする」(33歳男性/教育/専門サービス関連)

明るい笑顔

・「出会って三秒以内に笑顔を見せる 相手の話に同意する」(25歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「笑顔でハキハキと」(34歳女性/精密機器/事務・企画・経営関連)
・「とにかく笑顔、笑顔、笑顔。それに尽きます」(35歳男性/専門商社/営業関連)

さまざまな話題を提供

・「いろんなジャンルの話をして餌を撒きどこに食いつくかを見極める。食いついたところを掘り下げる」(34歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「その人の年代に合わせて興味を持っていそうな話題を色々話してみる」(54歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「とりあえず、自分から話題をふる。話題はその時それぞれですが、時事のニュースや天気の話題が多いです」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「お酒の話」(42歳男性/半導体・電子・電気機器/技能工・運輸・設備関連)

失礼のない態度

・「礼儀正しいと思われるような話し方・マナーで対応します」(30歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「丁寧な挨拶、丁寧な言葉で対応する」(43歳男性/広告・出版・印刷/技能工・運輸・設備関連)
・「失礼にあたらない敬語」(37歳男性/物流・倉庫/その他・専業主婦等)
・「傾聴の姿勢でお話しする」(41歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)

話し過ぎない・聞き上手に

・「相手の事を中心に聞き、自分は聞き手にまわる」(34歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「あまり深くは自分については語らず、相手からある程度引き出し、共通点や共感が持てれば、そこを詰める」(24歳男性/食品/その他・専業主婦等)
・「相手の話にできるだけ合わせる」(36歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「聞き役に徹する」(44歳男性/食品/事務・企画・経営関連)

会話の技術

・「しっかりと目を見て話をし、その人との距離感をはかりながら相づちの打ち方に気を付ける」(32歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「少し声を高めにして印象をよくする」(32歳男性/重電・産業用電気機器/技能工・運輸・設備関連)
・「極力分かりやすい表現を用いる。雑談では軽い時事ネタ」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「誰でも答えられる質問をして相手の情報を得るようにしています」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)

インパクトを残す

・「顔を覚えてもらうようにする。出来る限り記憶に残りそうなインパクトのある話をする」(36歳男性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「不潔でない範囲で、髪型がボサボサなので、『ああ、あのライオンみたいな人ね』で覚えてもらう。見た目以上の仕事成果が前提」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)

総評

ビジネスで初対面の人と話すときに工夫していること、回答では人それぞれの気遣いやテクニックが明らかになった。

そもそも、初めて会う人について予備知識もないまま、まっさらな状態で臨む、という人はあまりいないようだ。事前に相手の会社や仕事について調べ、知人がいれば、その人となりや出身地、趣味、家族構成などもリサーチしておく、という意見が見られた。そうすることで、話に困ったら話題を振ることもできるし、あなたに興味をもっていますよ、という真摯な態度を伝えることもできるだろう。

第一印象で自分に好感をもってもらうために、清潔感のある服装や身なりを心がけている人も多かった。自分から挨拶、ハキハキと自己紹介、明るい笑顔や柔らかい態度で接することは非常に重要だ。また「雑談」をうまく取り入れることも円滑なコミュニケーションのポイントだ。「時事ネタ・ニュース」「天気」など当たり障りのない話を導入に、相手の年代や性別に合わせて話題を振ってみて、そこから話を広げていく人が多いようだ。

相手に対しては、失礼のない真摯な態度で臨むよう意識しているという声があった。「相手の目を見て話す・聞く」「丁寧な言葉使い・敬語に気をつける」、自分のことばかり話し過ぎないように注意して「聞き上手」を意識している人も多かった。中には「相槌の取り方に気をつける」「分かりやすい表現で話す」「声のトーンを高めにする」など、細やかな会話の技術を駆使している人もいた。

回答では「ある程度のボサボサ頭で『ライオンみたいな人』と覚えてもらう」なんて高等テクニックを用いている人もいた。仕事ぶりで相手に納得してもらう自信がある! という人は、ある程度の変化球で相手にインパクトを与えてみる、というのもアリかもしれない。

調査時期: 2017年1月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性205名 女性100名 計305名
調査方法: インターネットログイン式アンケート