米Googleは3月28日 (現地時間)、同社のオープンソース・プロジェクトに関する情報をまとめたポータルサイト「opensource.google.com」の提供を開始した。「Projects」「Community」「Docs」の3つのセクションから成る。

オープンソースに対するGoogleの姿勢は「more is better」である。そのため「TensorFlow」や「Go」、「Kubernetes」のような大規模なプロジェクトから「Light My Piano」や「Neuroglancer」のような小規模なプロジェクト、そしてホビーと呼べるようなプロジェクトまでオープンソースで公開してきた。Projectsは、ディレクトリーサイトだ。数多く存在するGoogleのオープンソース・プロジェクトの全体像をインタラクティブなマップで把握できようにし、そしてカテゴリーや言語、キーワード検索で絞り込めるようにした。各プロジェクトのページは、説明と基本情報、リポジトリへのリンク、ライセンス情報、関連プロジェクトへのリンク、Googleでの利用方法の解説などで構成される。

Communityセクションでは、「Google Summer of Code」や「Google Code-in」といったGoogleがホストしているプログラムを紹介し、また「Software Freedom Conservancy」や「Apache Software Foundation」など、Gooogleが参加またはサポートする組織をリストしている。Docsセクションでは、Googleのオープンソースの取り組みに関する70ページ近い内部ドキュメントをクリエイティブ・コモンズ・ライセンス (CC BY 4.0)で公開している。Googleがオープンソース・プロジェクトを進める方法 (How)を伝えるほか、同社が特定のライセンスを選択している理由、全てのパッチに貢献者ライセンス同意を求めている理由など様々な疑問 (Why)にも答えている。