インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月27日、各種サービスにアクセスするためのID管理および認証システムを統合してシングル・サインオン(SSO)を実現するという「IIJ IDサービス」において、対応するサービスのラインアップを拡大すると発表した。

また、ユーザー認証のセキュリティ強化を目的として、不正ログイン防止に有効という多要素認証機能を追加し、提供開始した。

IIJ IDサービスの概要

「IIJ IDサービス」は、各種サービスに1つのIDでログインできる仕組みを提供する企業向けIDaaS(IDentity as a Service)。今回、同サービスに「IIJ Omnibusサービス」のSD-LANモジュールである「IIJサービス」を追加した。

また、既存のOffice 365に加え、グループウェアやファイル共有など外部サービスに対応した。 具体的には、SAML 2.0/OpenID Connect 1.0の各フェデレーション・プロトコルに対応するサービスと、G Suite/Box/Salesforce/サイボウズ ガルーン SaaS/Citrix NetScalerに対応。

加えて、「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」で提供している多要素認証を、同サービスのオプション機能として追加する。

価格は、基本機能であるID使用は初期費用・月額費用とも無料。オプション機能である外部サービス連携とスマートフォンアプリ認証連携は、いずれも初期費用は無料、月額費用は1IDにつき100円(税別)。