データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による、1月スタートの冬の連続ドラマ全話の満足度が出そろい、全話平均は、元SMAPの草なぎ剛が主演を務めた関西テレビ・フジテレビ系『嘘の戦争』がトップとなった。

2017年冬ドラマ 全話平均満足度ランキング

データニュース社「テレビウォッチャー」調べ。対象作品は、1月スタートの20~23時台に放送された地上波民放連続ドラマ。視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区

テレビウォッチャーの調査は、関東1都6県2,400人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、『嘘の戦争』は、全10話中で最低でも3.92という高スコアで推移し、最終話には自己最高の4.20という数値を記録した。

自由記述による感想を見ると、「草なぎ君の演技がこのドラマにピッタリ合っていいた」(69歳男性)、「こんな演技できる人他にいない。本当にすごい」(55歳女性)など、草なぎの演技力が高い満足度に貢献したようだ。

2位には、松たか子主演の『カルテット』(TBS系)がランクイン。初回は3.49という数値でスタートしたが、その後はじりじりスコアを上げ、最後の5話は3.9以上をマークして追い上げた。

3位は、堤真一主演の『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)。こちらも、初回の3.49から徐々に上がっていき、第7話では自己最高の4.04を記録した。

一方、プライム帯(19~23時)での全話平均視聴率と同じく、下位3作を占めたのは、フジテレビの『大貧乏』『嫌われる勇気』『突然ですが、明日結婚します』。『嫌われる勇気』は、初回の3.09から最終回まで3.48まで上昇したが、『大貧乏』『突然ですが、明日結婚します』は、いずれもほぼ横ばいにとどまった。

●「テレビウォッチャー」調査概要
・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)
・サンプル数:関東1都6県、男性1,200+女性1,200=計2,400 ※回収数は毎日変動
・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各400サンプル
・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを同じアンケートモニターへ配信、データを回収するウェブ調査
・主な調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)