Tektronixの日本法人であるテクトロニクス社は、TektronixがRaspberry Piの研究/開発(R&D)ラボに対して、自社の高速テスト・ソリューションを提供すると発表した。

同ラボは、高速シリアル設計と検証テストにフォーカスしたもので、今回提供される25GS/s任意波形ジェネレータ「AWG70002A型」や23GHzミクスド・シグナル・オシロスコープ「MSO72304DX型」などを含むミクスドシグナルテストソリューションを活用することで、高速かつ複雑な検証テストを実施することが可能になるという。

なお、Tektronixでは、次世代のデジタル・インタフェース規格とテスト要件の複雑化によって、現在のコンプライアンス/デバッグ・ツールに求められる性能が高まっているが、今回のパートナーシップと提供されるソリューションにより、Raspberry Piは将来にわたって、デジタルワールドの形成に重要な役割を継続して提供していくことが可能になるとコメントしているほか、今後、Raspberry Piのコミュニティから、今回のパートナーシップを踏まえた、新たな技術が登場することを期待するとしている。

Tektronixのミクスド・シグナル・オシロスコープ「MSO72304DX型」(左)と任意波形ジェネレータ「AWG70002A型」(右)