ファーウェイ(華為技術、HUAWEI)は3月20日(現地時間)、独ハノーバーで開催中のIT見本市である「CeBIT 2017」において、新たなストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)ソリューションを発表した。

このソリューションは、ストレージ・サービスにおいてオンプレミスとオフプレミスで一貫したクラウド体験を提供すると共に、インテリジェントなデータ及びO&M管理を実現し、企業が増大するデータを保護しつつクラウドへと円滑に移行できるようサポートするという。

CeBIT 2017におけるSTaaSソリューション発表の様子

新ソリューションは、SAN/NAS/オブジェクト/その他のストレージ機器を一元的に管理し、データ・オンデマンドなアプローチを可能にするという。

ストレージ資産のリソース・プール内への統合、オンデマンドな割当、リソース利用効率の向上により、企業はTCOを20%削減可能になるとしている。

さらに、セルフヘルプ・サービス・カタログ、高度なリソース割当の自動化、インテリジェントな予測能力、意思決定支援機能の統合により、データの管理効率を50%向上できるという。

また、同ソリューションはユーザーが豊富なサービス・カタログやSLAから選択できる一元的なアーキテクチャを導入することに加え、オンプレミスとオフプレミスで一貫した体験を提供して、クラウドへのスムーズな移行を実現するとのこと。

CeBITでの発表会において、同社はデータ集約型のエンタープライズ・アプリケーションを処理するために開発したオールフラッシュの「OceanStor Dorado V3」のデモを実施した。

オールフラッシュ・アレイ製品のラインナップは、レスポンス時間を500μsまで短縮し、最高のパフォーマンス・レベルと99.999%の信頼性を備えているといい、デジタル時代における企業のストレージ・ニーズに対応しているとのこと。

同ソリューションは同日から正式に販売を開始し、OceanStor Dorado V3は世界各地で順次販売を開始するという。