東京ビッグサイトで開催された「第44回 東京モーターサイクルショー」にて、ヤマハ発動機はリリース直後の「MT-10」「アクシスZ」、モデルチェンジしたばかりの「MT-09」「TMAX530」を初披露したほか、従来からの「MT」シリーズ、「YZF-R」シリーズ、「MAX」シリーズ、フロント2輪が特徴の「LMW(リーニングマルチホイール)」シリーズに加わった「トリシティ155」などを展示した

「MT-10」

「MT-09トレーサー ABS」

「MT-10」はクロスプレーン型クランクシャフトの採用により、スロットル操作に対してダイレクトな駆動力が感じられる水冷直列4気筒997ccエンジンを搭載した「MT」シリーズ最高峰のスポーツモデルとなる。

ブース内ではその他にも、ネイキッドとスーパーモタードの異種混合スタイルが特徴の「MT-09」、同モデルをベースに幅広い走行シーンでスポーティかつ快適な走行を楽しめるスポーツマルチモデル「MT-09トレーサー ABS」、スリムでコンパクトなボディにトルクフルな2気筒エンジンを搭載した「MT-07」、"大都会のチーター"をコンセプトに開発されたネイキッドスポーツ「MT-03」も展示。「MT-07」「MT-03」「YZF-R25」の軽さを体験できるコーナーも設けられていた。

「SCR950」

「XSR900 "Faster Sons"コンセプト」

市販予定車「SCR950」も注目の1台。「BOLT」ベースのカフェスタイルモデル「BOLT Cスペック」のエンジンと車体をベースに、専用リアフレームを開発するなどしてライディングポジションを一新したモデルとなっている。"ネオ・レトロ"スタイルの「XSR900」や、市販予定のクルージングモデル「BOLT ABS」、「ヘリテージ外装セット RZブラック」を装着した「XSR900」、そして「XSR900 "Faster Sons"コンセプト」も展示。「Faster Sons(ファンターサンズ)」とは、現代人のライフスタイルの中で普遍的なモーターサイクルの魅力を伝え続けようというヤマハのキーワードだ。

ヤマハは今回の会場で最もスクーターの展示が充実したメーカーとなり、最新モデル「アクシスZ」の他にも「MAX」シリーズから「TMAX530」「NMAX155」「XMAX250」、125ccスポーティスクーター「シグナスX SR」、電動スクーター「e-ビーノ」まで幅広いラインナップを紹介した。「アクシスZ」は走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を高次元で具現化する「BLUE CORE」エンジン搭載の125ccスクーターとなる。

フロント2輪が特徴の「LMW」シリーズからは「トリシティ125」「トリシティ155」を展示。155ccエンジン搭載「トリシティ155」の追加により、高速道路や有料道路も「LMW」シリーズで走行可能となったほか、高出力なエンジンに合わせて設計したアンダーボーン型フレーム採用などで高速走行時の乗り心地も追求されている。

「XSR900」

「アクシスZ」

「TMAX530」

「e-ビーノ」

「トリシティ155」

周辺アイテムも展示

スポーツモデルから、スクーター、レトロスタイル、クルーザー、そして「LMW」シリーズまで、見所が多かったヤマハブース。車体の他にもヘルメットやアパレル、ケミカルなど、モーターサイクルライフに欠かせない周辺アイテムも展示され、充実したブース内容となっていた。