左から新開悠人役の内田雄馬、葦木場拓斗役の宮野真守、真波山岳役の代永翼、泉田塔一郎役の阿部敦、黒田雪成役の野島健児、銅橋正清役の小野大輔。 (c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会

渡辺航原作のテレビアニメ「弱虫ペダル NEW GENERATION」のステージイベントが、本日3月26日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2017」内のREDステージにて行われた。

イベントは夏代孝明の生ライブで幕を開ける。約1600席が用意された会場で、アニメのオープニングテーマ「ケイデンス」を高らかに歌い上げた。そして「箱根学園自転車競技部チームプレゼンテーション」と題した本イベントにふさわしく、泉田塔一郎役の阿部敦、真波山岳役の代永翼、黒田雪成役の野島健児、葦木場拓斗役の宮野真守の箱学キャスト4名が次々と登場。宮野は葦木場の“メトロノーム・ダンシング”のごとく上半身を揺らしながら姿を現し、ファンを喜ばせた。

4人は第3期前半に描かれた、箱根学園3年生と新世代が激突する“追い出しレース”を振り返ってトーク。感動的なモノローグの最中にも聞こえていた泉田の「アブ」連呼と新開の叫びが笑いのツボにはまったらしい阿部は「ちゃんと感動して観れるまでに3回くらい視聴しました」と笑う。また代永は「スリーピング・ビューティーの東堂さんと、静かな戦いの中でも熱い思いをぶつけ合った。追い出しレースで引き継ぎました」、野島は「(荒北靖友役の)吉野さんから『健児、あとはよろしく頼むな』って言ってもらえて」と、箱根学園の伝統がキャストにも受け継がれていることを明かした。

そしてスクリーンに銅橋正清と新開悠人のイラストが映し出され、それぞれを演じる新キャストが発表された。銅橋役が小野大輔、悠人役が内田雄馬とアナウンスされ、箱根学園のユニフォームに身を包んだ2人が登場すると観客から拍手が巻き起こる。

小野は巻島役のオーディションを受けて落ちたというエピソードを披露。「落ちたけど(原作マンガを)読むっショ! 面白いっショ! 結果激ハマりしまして、勢いでロードバイクを買った。箱学に入れたことが誇り」と「弱ペダ」愛を滔々と語り、アニメ「弱虫ペダル」に出演したい気持ちを別の仕事現場でも口にしていたことを暴露される一幕も。また小野が原作マンガの葦木場の声を脳内で宮野の声に変換して読んでいたことを明かすと、宮野は「うれしくてもっこすしてます」と自身が演じた「劇場版 弱虫ペダル」のオリジナルキャラ・吉本のセリフで喜びをあらわに。

内田は芸歴が1年上の小野田坂道役・山下大輝への自分の思いと、悠人が前向きに小野田に戦いを挑む思いがリンクしていると語り、オーディションの際に「いけるぞ、俺の気持ちを乗せられるぞ、と思ってました」と胸中を明かす。イベントの終盤には佐伯ユウスケがエンディングテーマの「ナウオアネバー」を披露。最後はキャスト陣の「箱学ー!ファイ!」の声に観客が「アブー!」と応え、「箱根学園自転車競技部チームプレゼンテーション」は幕を閉じた。

(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会