東武鉄道は23日、駅で預った旅行者の手荷物を宿泊施設に届ける「手ぶら観光サービス」を4月1日から東武日光駅で実施すると発表した。日光市観光協会ならびに東武バス日光との連携による、同駅での観光客向けサービス拡充の一環で実施され、国土交通省認定の常設カウンターとしては栃木県内初の本格実施となる。

リニューアル後のツーリストセンター周辺エリア(イメージ)

手ぶら観光サービスはヤマト運輸が運営する宅配カウンターで取り扱い、毎日9~12時の間に預かった手荷物を通常の宅配料金で宿泊先に届ける。配送地域は東武日光駅・下今市駅周辺、鬼怒川温泉、中禅寺湖、湯元温泉、川治温泉、足尾周辺の宿泊施設。配送せずに当日中預かるだけの「手荷物一時預かり」サービスも提供する。

駅構内のツーリストセンター周辺エリアのリニューアルにも着手。3月24日には、第1弾として従来より拡張した観光案内カウンターがオープンする。日本政府観光局が定めるカテゴリーレベルIIの観光案内所として認定を受けており、英語対応可能なスタッフが常駐する。カウンター周辺では、東武鉄道が提供する無料公衆無線LANサービス「TOBU FREE Wi-Fi」も利用できる。

リニューアル完了は4月下旬になる見込みで、内装やカウンターなどが整備されるほか、多言語に対応した東武バス企画乗車券券売機が設置されるという。