ルネサス エレクトロニクスは3月23日、IoT向け省電力広域無線規格「LoRaWAN」の標準化と普及をサポートする非営利団体「LoRa Alliance」へ、最高位メンバーシップであるスポンサーメンバーとして参画したことを発表した。

LoRa Allianceは現在、LoRaWANの規格化とプロモーションを推進してきており、ライセンス不要の周波数帯域を利用したオープン仕様による省電力広域無線ネットワークの発展を目指している。今回、同社はスポンサーメンバーとして加入したことを受け、LoRaWANに対応したマイコンを1年以内に製品化することを目指すとしているほか、小型パッケージの採用により、従来構成と比べ、システムへの実装の容易化を実現し、基板面積の削減を図るほか、ソフトウェアを含めた無線とマイコンのトータルソリューションとして提供を行っていく計画であるとしている。

また、既存のRL78ファミリをはじめとする低消費電力マイコンなどへの展開も図ることで、エッジノードにおける長時間のバッテリー駆動デバイスの実現も目指していくとしている。