高校生の科学の知識や応用力を競う「第6回科学の甲子園全国大会」(主催・科学技術振興機構)で岐阜県立岐阜高等学校のチームが総合成績で優勝して文部科学大臣賞などを受賞した。2位(科学技術振興機構理事長賞など受賞)は奈良県代表の東大寺学園高等学校チーム、3位(茨城県知事賞など受賞)は愛知県代表の海陽中等教育学校チームだった。大会は17日から20日まで4日間、茨城県つくば市で開催され、3日目の19日に成績が発表された。

写真 優勝した岐阜県立岐阜高等学校のチーム。左端はJSTの安藤慶明理事、右端は「科学の甲子園推進委員会」の伊藤卓委員長(提供・JST理数学習推進部)

今回は、都道府県予選に682校、8,244人が参加。地方予選を勝ち抜いた代表47校、361人が全国大会に進み、科学に関する知識とその活用能力を駆使して、さまざまな科学的課題に挑戦した。4位は兵庫県代表の灘高等学校チーム、5位は神奈川県代表の栄光学園高等学校チームだった。

第7回大会(平成29年度)は埼玉県で開催される予定。JSTは、事業の一つとして発達段階に応じて才能を伸ばせる体系的な人材育成を推進しているとし、今後も「科学の甲子園全国大会」などの事業を実施して「科学好き」の裾野を広げ、生徒が才能を十分に発揮し切磋琢磨(せっさたくま)する機会を提供していきたい、としている。

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