キミの瞳が、ボクをパパにする「大きな桜の樹の下で」

 

キミの瞳が、ボクをパパにする「大きな桜の樹の下で」

僕が住む地域の桜の開花予想が発表された。まだ街吹く風は冷たいけれど、あと1ヵ月もすると満開の桜を見ることができるのかと思うと、まだ目に見えない春の気配に、なんだか不思議な安堵感を感じる。

この感情は日本人なら誰でも抱く想いかもしれないけど、僕にとっては、おそらく長女が生まれた時の記憶がふわっと蘇るからだろう。

長女の誕生日は4月のはじめで、生まれたとき、ちょうど桜のつぼみが開き始めた頃だった。娘が生まれた日は春の嵐が吹き荒れていて、桜の花が散ってしまわないか窓の外を見ながら気になったことを覚えている。

僕は長女が生まれてから、妻の反対を押し切って古くて大きなフィルムカメラを購入し、毎年、桜の下で娘の写真を撮っている。草花にあまり関心がない僕だけど、桜だけは特別で、咲き具合を頻繁にインターネットで調べて、いつ、どこに行こうかと計画を立てる。


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