アライドアーキテクツは3月17日、中国向け動画インフルエンサーのマネジメントを手がけるグループ会社であるVstar Japanが同日から事業を本格開始したと発表した。

Vstar Japanの事業イメージ

新会社は、中国最大のSNSである微博(ウェイボー)の公式マーケティング会社でありアライドアーキテクツと独占契約を結ぶIMS新媒体商業集団が2016年に中国で発足した動画インフルエンサー発掘・育成プロジェクトである「Vstar(ブイスター)」を基盤に、日本における「Vstar」事業の推進と運営を目的に設立したマネジメント会社。

ウェイボーでの平均フォロワー数が100万人を超えるという中国の人気動画インフルエンサー約50人を独自にネットワークし展開する「中国インフルエンサーのキャスティング/プロモーション支援」及び、国内の芸能プロダクションやYouTuberマネジメント会社などと連携し、中国市場に向けた動画インフルエンサーの育成とプロモーション利用を推進する「国内インフルエンサーの育成・マネジメント/プロモーション支援」の2つのサービスを展開するという。

近年、中国において動画広告市場は急速に拡大傾向にあるといい、2016年時点で約6,700億円に達した市場規模は2020年に約1.5兆円を超えるという(eMarketer調べ)。

このことから今後、中国に向けたインバウンド・プロモーションや越境EC施策では、動画をいかに効果的に活用するかが成功の鍵を握ると同社は見ている。

Vstar Japanでは、中国在住のインフルエンサーに加えて国内の人気YouTuberなどを中国向けインフルエンサーとして育成しプロモーションに起用するため、現地SNSユーザーの好むテイストやトレンドを反映しながら、より商品・サービスへの信頼性の高い動画を制作・発信できるという。

また、渡航費や滞在費などのコストをかけることなく、インフルエンサーによる店舗・企業訪問やイベント・レポートといった企画を短期間で実施できるとしている。

日中の動画インフルエンサーを利用したプロモーション施策として、商品レビュー、ライブ配信、イベント出演など多様なプランを用意しているといい、最低で各50万円(企画・撮影・編集及びインフルエンサー自身による中国SNSや動画サイトでの発信を含む)から導入が可能とのこと。