イノベーションは3月16日、マーケティングオートメーションツール「List Finder」に、Web上にアップロードしたPDFファイルの閲覧履歴を把握できる「PDF閲覧解析機能」を実装したと発表した。

「List Finder」は、BtoB向けのマーケティングオートメーションツール。一括メール配信やフォームの作成など、見込み顧客リストの構築から興味関心の醸成、営業活動への有望リストの引き渡しまで、法人営業のプロセスのうち「見込み顧客情報入手」「見込み顧客育成」を支援する。

従来、ほとんどのマーケティングオートメーションツールでは、HTMLで作成されたWebページの閲覧状況を解析することはできるが、中堅中小企業では、自社にWeb担当や制作担当がいない企業も多く、こまめにWebページを作成・更新できないのが現状だった。

今回提供する「PDF閲覧解析機能」は、商品カタログなどのPDFファイルを「List Finder」からWeb上に容易にアップロードできるほか、ユーザーが、アップロードしたPDFファイルのどのページをどれくらい見ているかを解析できる機能。

同機能を使用すれば、普段使っている商品カタログや資料などのPDFファイルを活用して、見込み顧客の状況を把握できるようになり、手間をかけずにマーケティング活動を活性化することが可能になる。PDF閲覧解析機能は、「List Finder」のオプションサービスのひとつとして提供する。

List Finderの価格は、初期費用が10万円、月額費用が3万円。オプションのPDF閲覧解析機能は、アップロード容量1GB/100ファイルまでが月額1万円。(いずれも税別)