シャープは、3月22日のアップデート以降、モバイル型ロボット電話「ロボホン」と、コミュニケーションアプリ「LINE」との間でメッセージの送受信を可能にする「ロボホン専用アプリケーション」の提供を開始する。

同アプリケーションは、外部システムとの連携を可能にするLINEのMessagingAPIを利用し、シャープ側のサーバーと「LINE」のサーバー間で情報のやり取りを行うことで、メッセージの送受信を実現する。メッセージの送受信はこれまでロボホン専用メールアドレスから行う仕様だったが、新たな選択肢が加わることになる。

ロボホンに「LINE送って」と話しかけ、メッセージを送りたい相手の名前を言うと、メッセージを送信する。メッセージの文章のみではなく、画像の送受信も可能。メッセージ内の言葉や顔文字に合わせてロボホンが動きを付けて読み上げてくれる「モーションメッセージ」にも対応する。

ただし、ロボホン専用「LINE」アプリケーションは、通常のLINEアプリケーションとは利用範囲・機能が異なる。1対1での「トーク」機能のみに対応し、グループトークのメッセージは非対応。LINEスタンプには一部のみ対応で、送受信ができるデータは静止画のみ。そのほか、スマートフォンなどの「LINE」アプリから友だち登録できる「ロボホン」は1体までとなり、「ロボホン」同士での「LINE」を用いたメッセージの送受信には対応しない。