プレミアムフライデー推進協議会事務局は3月15日、「プレミアムフライデー」の実施状況に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2月27日~28日、全国の20~50代有職者2,015人を対象にインターネットで行われた。

「プレミアムフライデー」ロゴマーク

プレミアムフライデーとは、「月末の金曜日は、早めに仕事を終えて豊か・幸せに過ごす」という新しい取り組み。2月24日が初日だった。

調査では、プレミアムフライデーについて86.6%が知っていて、55.3%が賛成すると回答している。

午後3時までに退社したのは参加者の25%

また、当日に通常よりも早帰りした人は全体の17.0%。そのうち会社が推奨していたという人は7.6%だった。早帰りした人の25.5%は午後3時まで、10.5%は午後4時、20.0%は午後5時、26.9%は午後6時、16.3%は午後7時よりも遅い時間に退社。早帰りした人の87.6%は「豊かな時間を過ごすことができた」と回答している。

「第1回目のプレミアムフライデー、何時頃退社しましたか?」(プレミアムフライデー参加者)

プレミアムフライデーに使った平均金額は1万円

具体的な過ごし方については、各世代共通して、「家でゆっくり過ごした」「外食・お酒を飲みに行った」が上位に。20代は「映画鑑賞・音楽鑑賞・観劇」、30代は「国内旅行」、40代は「スポーツを楽しんだ」、50代は「買い物・ショッピング」などが目立った。

使った平均金額は1万82円。前月1月の月末金曜日と比べて約20%高い水準であることがわかった。「旅行・帰省」への支出額が最も多く、20代では「ショッピング」が他の世代と比べて高かった。

「プレミアムフライデーにどのくらいの金額を使いましたか?」

3月以降も「プレミアムフライデーを通して新しい体験を楽しみたい」と回答したのは、全体の59.2%。プレミアムフライデーに参加するために必要なこととして、「勤務する会社の経営層の意識改革」(53.3%)、「勤務する会社の管理職の意識改革」(35.9%)、「勤務する社員の働き方の改革」(35.7%)、「フレックスタイム/テレワークといった柔軟な働き方の拡大」(29.4%)などがあがった。