米HPEと米Red Hat、協業によりNFVデプロイメントの選択肢を拡大

米Hewlett Packard Enterprise(HPE)と米Red Hatは2月22日(現地時間)、両社が協力し、オープンかつ実運用に耐える標準仕様に基づいた、ネットワーク機能仮想化(NFV)ソリューションを促進すると発表した。HPEは通信事業者(CSP)向けに「Red Hat OpenStack Platform」と「Red Hat Ceph Storage」を組み込み、すぐに利用できるようにインテグレーションかつ動作確認を行った構成で、HPE NFVシステムソリューションの提供を予定している。

HPEはマルチ・クラウド/マルチ・スタック戦略とオープンソース・ソフトウェアへの取り組みの拡大に伴い、Red Hatと協業して全世界の通信事業者のOpenStack採用を促進。「HPE Helion OpenStack Carrier Grade」とRed Hat OpenStack Platformの双方を含む複数の商用ディストリビューションを、ユーザー企業に提供するという。

Red Hatは、「アップストリームファースト」の考え方に基づきRed Hat OpenStack Platformを含む製品開発をしており、NFVソリューションに対して、オープンソース基盤を提供する。

両社は、これらの新しいソリューションを通して、ユーザー企業がビジネス革新にリソースを投入し、データセンター/アプリケーション/ITシステムの非効率化によって生じる柔軟性の欠如と高コストの克服に重点を置き、既存のアライアンスを強化するという。

この関係強化により、Red HatはHPEのOpenNFV Labを仮想ネットワーク機能(VNF)の検証に利用できるようになり、Red Hat OpenStack Platformのユーザーは「HPE VNF Onboarding Service」にアクセス可能になる。

「HPE OpenNFV Solution Portal」にRed HatのパートナーのVNFが含まれ、動作確認が取れたソリューションをユーザー企業に提供が可能になることで、NFVソリューションの導入が容易になるとしている。

さらに、両社は共同でHPEのNFV運用ソリューションの認定を行う。これには、マネジメントとオーケストレーション(MANO)用の「HPE NFV Director」、運用サポート・システム(OSS)用の「HPE Service Director」、HPE VNFおよび、HPEが一元的サポートを提供するRed Hat OpenStack Platform上のOpenDaylightベースの「HPE OpenSDN Solution」を含むという。

Red Hat OpenStack PlatformとRed Hat Ceph Storageのインテグレーションは、HPE NFV System 1.4のリリースから利用が可能になる予定。HPE NFV Systemは、NFVの導入を簡易・迅速化するために、ハードウェアとソフトウェアの最適な組み合わせによってインテグレーションしたソリューションといい、発注/デプロイメント/運用/ライフサイクル管理/サービスを、一元的にユーザー企業に提供するとしている。

各ソリューションはテストしており、スモールスタートから要件の増大とともに、スケールアウトできるように設計している。「HPE NFV System 1.4」は、HPE Helion OpenStack Carrier GradeとRed Hat OpenStack Platformの双方をサポートし、2017年4月の提供開始を予定している。

また、HPE NFV System上のRed Hatオープンソーステクノロジーに関するガイダンス、システム・インテグレーション、サポートを求めるユーザー企業向けとして、「HPE Technology Services」が戦略立案/POC/アセスメント/検証済みアクティブ・デザイン/インテグレーション/ソリューション・サポート/包括的なプログラム管理に関するサービスを提供するいう。



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