俳優・山崎賢人主演の映画『斉木楠雄のΨ難(さいなん)』(10月21日公開)の特報、及び出演キャストが15日、明らかになった。

山崎賢人

同作は、麻生周一による『週刊少年ジャンプ』(集英社)連載中の同名コミックを実写化。生まれながらにして超能力が使える16歳の高校生・斉木楠雄(山崎)が、自身の周囲に集まった個性的な面々が巻き起こすトラブルに巻き込まれていく。『HK 変態仮面』『銀魂』などジャンプ作品実写化でもおなじみの福田雄一監督がメガホンを取る。

この度公開された特報では、山崎扮する斉木が「予告編をご覧の皆様。今、『山崎賢人、実写やりすぎじゃね?』と思いましたね」とメタ的に語りかけてくる衝撃的な内容に。さらに「あなたの考えることはお見通しです。なぜなら僕は、超能力者だから」と説明する。

追加キャストには斉木に想いを寄せる照橋心美役に橋本環奈、斉木の相棒を自称する燃堂力役に新井浩文、中二病・海藤瞬役に吉沢亮が決定。さらに熱血学級委員長・灰呂杵志役の笠原秀幸、元ヤン・窪谷須亜蓮役の賀来賢人、イリュージョニスト・蝶野雨緑役のムロツヨシ、ちょっとエロい校長神田品助役の佐藤二朗が出演する。

キャストと同時にキャラクタービジュアルも公開され、髪の毛をピンクにした山崎、ケツアゴとなった新井など、原作ビジュアルが忠実に再現された。「正直不安でした」という原作者の麻生も「奇抜な格好に負けない素晴らしいキャスト達のおかげで僕の不安は晴れました」と満足した様子を見せた。

撮影では「笑いを堪えるのが地獄でしたし、表情筋がバグりそうになった」という山崎は、「人を笑わせることがどれだけ難しいことか思い知りました」と謙虚に振り返りながらも、「今までにないお芝居に挑戦できた」と自信を見せる。「とにかく笑い、楽しむ事が一番だということを僕は感じました」と撮影で得た思いを語った。

実写『銀魂』に続いて福田映画に参加する橋本は「"宇宙一可愛い"というキャッチコピーがあるのに、表に出ない心の声がすごい」というギャップの大きい役を演じた。山崎とは初共演となるが「斉木が好きだけど気持ちを隠してつきまとうテンションの高い照橋に対して、とにかく冷たい斉木楠雄という今までにない山﨑さんが見れます」とアピールした。

また、新井は「剃りと眉毛が元に戻るまでの期間、何の仕事もできなかったので、麻生先生に補償金頂きたいです」と要求。原作ファンの吉沢は「右手に宿る闇のフォースでがんばって戦ったので是非観てください」とツボを押さえたコメントを寄せた。

(C)麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会