Maxim Integratedは3月13日(米国時間)、ウェアラブル/IoT機器などの小型化とバッテリの長寿命化を提供する0.4V~5.5V入力、1.8V~5V出力のブーストレギュレータ「MAX17222」を発表した。

同製品は、95%のピーク効率ならびに300nAの自己消費電流(IQ)、500mAの入力電流制限を備えているほか、必要な機能補償も内蔵しているため、完全な電源ソリューションとして必要なものは1つの設定抵抗と小さな出力フィルタのみで、これにより競合製品比で実装スペースを最大50%削減することが可能だという。

また、True Shutdownモードを活用すると、消費電流を0.5nAに低減させることができるためバッテリの消費をほぼ停止することが可能となり、外付け切断スイッチを不要化できるとする。

なお、同製品は6ピンWLP(0.88mm×1.4mm)および6ピン標準μDFNパッケージ(2mm×2mm)で提供され、単価は1.23ドル(1000個以上、FOB USA)としている。また、評価キット「MAX17222EVKIT#」も34.99ドルで提供されるという。

MAX17222を用いた回路ブロック図と適用イメージ