日本コムシスとTOSYSは、Office 365に含まれる「Skype for BusinessクラウドPBX」向けサービスの提供を3月9日より開始したと発表した。

Skype for BusinessクラウドPBXとは、Office 365とSkype for Businessで通話コントロールとPBX機能を利用できるようにするサービス。同サービスによってユーザは、インターネットアクセスを使用できる場所から、通話の発信と着信、通話の転送、通話のミュートやミュート解除といった基本的な機能を実行できる。

構成概要図

今回の取り組みは、日本マイクロソフトのExchange/SharePointを活用した、TOSYSのクラウドサービス「Livestyle」のサービス範囲を、Skype for Business Onlineまで拡大するもの。

日本コムシスが持つICTソリューションに関わる設計・構築技術と、TOSYSが有するクラウドマネジメント技術、マイクロソフトのクラウドサービスを組み合わせることで、顧客に適したユニファイドコミュニケーションサービスを提供する。

提供メニューは、「Skype for BusinessクラウドPBXプランニングサービス」「Skype for BusinessクラウドPBXインテグレーションサービス」「Skype for BusinessクラウドPBXマネージドサービス」。その他のメニューは順次拡充していく予定だ。

また、Skype for BusinessクラウドPBXの社内検証を実施し、先行部門においても4月以降のトライアル導入を予定している。さらに、Skype for Business Onlineの計画・導入・運用をサポートする際に活用可能な包括的なガイドとツールのセットで構成されるSkype Operations Framework(SOF)のトレーニングを社内で展開する。

今後は、この取り組みを皮切りにクラウドPBXサービスを含む、デジタルトランスフォーメーション分野において3年間で約300億円の事業規模を目指す。