アルテアエンジニアリングは3月9日、CAEソフトウェアプラットフォームの最新版「HyperWorks 2017」を発表した。

同バージョンでは、モデルベース開発ソリューション、電磁界解析、非線形構造解析、モデリング、マルチフィジックス解析、軽量設計、最適化などの分野で複数の新機能が追加されたという。具体的には、モデルベース開発ソリューションとしては、コンセプトスタディ、制御システムの設計、システムパフォーマンスの最適化、コントローラの実装・試験を含むsolidThinking Activate、ComposeおよびEmbedの機能が追加された。

また、電磁界解析・設計では、静的および低周波アプリケーション向けのFluxと、電波伝搬モデリングおよび無線ネットワークプランニング向けのWinPropが追加されたとする。さらに、材料のモデリングおよび製造として、積層複合材、ハニカムコア、補強コンクリート、土、骨など多種多様な不均質材料の正確なモデリングを開発およびシミュレーションするためのツール「Multiscale Designer」ならびに製造ソリューションとして、押出、鋳造、メタルフォーミングのプロセスシミュレーションのためのsolidThinking"Click2"シリーズが追加されたとする。

このほか、同社では、アセンブリやモデルバリエーションを管理するためのロバストなソリューション一式を揃えた「HyperMesh」も、部品ライブラリや構成管理機能が拡張されたほか、衝突解析における安全性評価機能も実装されたとしている。

機能強化により、次世代eモビリティと自動運転車の設計でも手軽に利用が可能になったという (画像提供:アルテアエンジニアリング)