ソリトンシステムズは3月8日、自宅など社外のPCから業務情報を扱うとき情報漏えいを防ぐ「テレワークソリューション」と、インターネットから社内に接続する際に、「分離領域」を利用し、「ローカル領域」への保存を制限できる「インターネット分離ソリューション」を提供すると発表した。

この2つのソリューションは、WindowsPC上に「分離領域」を作り、「分離領域」内で立ち上げたアプリケーションを自動的にラッピングする技術「WrappingBox」で実現する。ラッピングされたアプリケーションは、ファイル、レジストリ、クリップボード、ネットワークアクセスなどが分離されているほか、通信経路も制御されているという。「WrappingBox」の月額費用(参考価格)は1000円/ユーザー。

テレワークソリューションでは、社外のPCから業務情報を扱うときに、「分離領域」を利用。分離領域から社内システムへアクセスするには、専用のゲートウェイ経由で認証した上で通信が行われ、「分離領域」を閉じるとデータは消去されるため、PC内に情報が残らず、情報漏えいを防ぐことができるという。「分離領域」ではファイル編集も可能だという。

テレワークソリューション構成

一方、インターネット分離ソリューションでは、社内ネットワーク上の業務は「ローカル領域」で行い、インターネットを使用するときは「分離領域」を利用することで、インターネット利用時のセキュリティリスクを軽減する。

「分離領域」にて操作したアプリケーション、データは「ローカル領域」への保存等を制限し、インターネットへの接続は、WrappingBox以外のアプリケーションからの通信を制限するという。

インターネット分離ソリューション構成