デルは3月6日、中堅企業が導入後に即時に効果を得ることができるという「中堅企業にとっての4つのクイックウィン ソリューション」の年度末特別価格での提供を開始した。

新ソリューションの提供は、2016年12月26日から2017年1月20日にかけて同社が実施した中堅企業IT関連動向調査(調査対象は従業員100人以上999人以下の446社)の結果を踏まえ、中堅企業向け「お悩み全て解決」サーバパッケージ、ユニファイドストレージ(SAN・NAS統合)、Global Ready ノートブック、中堅企業向けフルモデルデスクトップPC パッケージの4つのメニューを用意。

中堅企業向け「お悩み全て解決」サーバパッケージは、中堅企業がサーバ導入を検討する上でのハードル・懸念点として、コスト面、運用コスト、保守運用の観点などが挙がり、これらの結果を受けて中堅企業の顧客に売れ筋の機種・構成となっている。

Power Edge R430の外観

同パッケージに含まれる自動故障通知ツール(Support Assist)は、運用の複雑さをシンプル化し、ハードウェア障害発生時に要している人的工数の低減を可能とし、運用コストを削減できる。また、ファイナンス・スキーム(残価設定プログラム)を組み合わせることで、初期投資の抑制に加えて、買取契約よりも安価に提供するという。

サーバの機種や構成は自由に選択でき、「Power Edge R430」を選択した場合の参考価格は28万9467円(税別・配送料込)。3年間の翌営業日対応オンサイト保守サービス(6営業日・9~17時)および自動故障通知ツール(Support Assist)を含んでいる。

また、管理対象データが増加傾向にある中堅企業が75%に達するという調査結果を受け、データの増加に伴い、管理の複雑化や処理速度が下がることを防ぐソリューションとして、SANとNASを一体化したユニファイドストレージを提供する。

サイロ化からの解放およびリソースの最適化(用途に応じた選び分け)を実現し、運用のシンプル化・自動化による運用管理の負荷を軽減するとともに、処理速度低下を防止できるとしている。Unity 300 13.9TB Hybrid(Flash:5.73TB、SAS:8.17TB)の場合の参考価格は、本体が798万4375円(税別・配送料込)、保守プレミアム5年が439万1460円(同)。

そのほか、中堅企業向け売れ筋モデルとして「Global Ready ノートブック」の特別価格での提供(参考価格は税別で5万9980円)や、デルとEMCの統合記念として中堅企業向けフルモデル・デスクトップPCパッケージの通常価格からの50%引での提供(参考価格は税別で8万9980円)を実施する。

特別キャンペーンでは、Vostro 3267スモールシャーシ(モニタなし)の特別価格での提供(エントリモデルが税別で3万9980円、ベーシックモデルが同4万7980円)および、4月21日までの期間限定で「中堅企業向けお試しクーポン」(VostroシリーズのPC全製品を1万円引+5%引、Dell EMC PowerEdgeサーバ トリプル7 キャンペーン対象品を5%引)を実施する。