フォルクスワーゲンは7日、スイス・ジュネーブで開催されるジュネーブモーターショーにて、新型「アルテオン(Arteon)」を世界初公開した。「パサート」の上に位置づけられる、5ドア・5シーターのアバンギャルドなグランツーリズモモデルとなる。

フォルクスワーゲン「アルテオン」。ジュネーブモーターショーで世界初公開

「アルテオン」は"グランツーリズモ"コンセプトを再解釈し、アバンギャルドなデザイン、高いスポーツ性、卓越した柔軟性、広々とした空間を組み合わせた。ゆとりあるリヤレッグスペースと、563~1,557リットルの広大なラゲージスペースを持ち、6タイプの高率的なガソリン(TSI)およびディーゼル(TDI)の4気筒直噴ターボエンジン(最高出力は150PS~280PS)を搭載している。駆動方式は前輪駆動と四輪駆動を用意した。

デジタルディスプレイ / コントロールを採用し、アクティブインフォディスプレイ(フルデジタル / プログラマブル インストルメント)、ヘッドアップディスプレイ、新しい9.2インチガラススクリーン / ジェスチャーコントロール付き「Discover Pro」インフォテインメントシステムを装着した。

ドライバーアシスタンス / コンビニエンスシステムでは、制限速度やルート情報などのデータを取り込み、それに応じて自動的に車速を制御する最新世代の「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」をはじめ、ナビのGPS機能と道路データを活用してドライバーがハンドルを操作する前に進行方向を予測して路面を照らす、プレディクティブ(予測)ビーム付きの新しい「ダイナミックコーナリングライト」、ドライバーになにかしらの健康上の理由による緊急事態が発生し、車両を制御できなくなった際、車速の低下や低速車線への移動機能が追加された第2世代の「エマージェンシーアシストシステム」といった新技術が採用された。

「アルテオン エレガンス」外観イメージ

「アルテオン エレガンス」車内イメージ

「アルテオン R-Line」外観イメージ

「アルテオン R-Line」車内イメージ

「アルテオン」は6月中旬にドイツ市場で納車が始まる。ジュネーブモーターショーでのワールドプレミアの直後から、欧州の一部の国向けに予約注文の受付が開始される。