SMBCコンシューマーファイナンスは3月6日、「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」を発表した。調査は1月17日~19日、30歳~49歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

「しようと思える世帯年収は?」(結婚と出産・子育て(1人)(2人))

結婚したいと思える世帯年収額を聞いたところ、「年収400万円あれば」(16.0%)や「年収500万円あれば」(20.9%)に回答が集まった。また、年収400万円で結婚をしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの累計)は44.6%、年収500万円では65.5%だった。

「出産・子育て(1人)」では、「年収400万円あれば」(13.3%)や「年収500万円あれば」(20.6%)に、「出産・子育て(2人)」では、「年収500万円あれば」(15.6%)や「年収600万円あれば」(14.0%)に回答が集まった。

世帯年収400万円では?

1世帯当たりの所得金額の中央値は、427万円と発表されている(厚生労働省「2015年 国民生活基礎調査の概況」)。年収400万円で「結婚」をしようと思える割合を年代別にみると、20代では48.8%、30代では46.6%、40代では42.6%となり、年代が上がるほど結婚をしようと思える割合が低くなることがわった。

「世帯年収が400万円になった場合、しようと思う人の割合」(結婚と出産・子育て(1人)(2人))

男女・年代別にみると、男性は全体の傾向とは異なり、若い年代ほど年収400万円で結婚をしようと思える割合が低く、20代男性で40.0%、30代男性で44.0%、40代男性で47.2%。女性では年収400万円で結婚をしようと思える割合は若い年代ほど高く、20代女性で57.6%、30代女性で49.2%、40代女性で38.0%。

同様に、年収400万円で「出産・子育て(1人)」をしようと思える割合、「出産・子育て(2人)」をしようと思える割合を年代別に確認すると、いずれも若い年代の方が高く、「出産・子育て(1人)」では20代で37.8%、30代で37.2%、40代で33.0%、「出産・子育て(2人)」では20代で23.4%、30代で21.2%、40代で19.0%となった。

また、「自家用車の所有(購入)」では20代で50.7%、30代で44.4%、40代で41.4%となり、「自宅の所有(購入)」では20代で20.4%、30代で18.8%、40代で15.2%と、こちらも若い年代ほど購入に前向きな割合が高くなった。

「世帯年収が400万円になった場合、しようと思う人の割合」(自家用車・自宅の購入)