東京23区内で唯一の天然島、知られざる妙見島

妙見島

東京と千葉の境を流れる旧江戸川に浮かぶ、雨のしずくのような形をした小さな島。その形状から「軍艦」と表されることもある「妙見島」は、都内で唯一の自然島なのだそう。 江戸時代には航路として町民にとってはなじみ深い地だったこの島も、今では重機の音が響き渡る工業地帯。 観光スポットでもないのに、少なからず上陸する人がいるといいいます。下町の珍スポットとして意外な発見があるかもしれません。

千葉県と東京都を分ける浦安橋から島へ上陸! 葛西方面からみる妙見島の風情

妙見島は東京ディズニーランドの北約3km、旧江戸川の中に浮かびます。かつては川の流れの影響を受け、わずかずつ移動していたことから「流れる島」ともいわれていました。明治より江戸川が県境ですが、妙見島の住所は東京都です。 島への上陸は、東西線浦安駅から東京方面に歩いて橋を渡り、橋の中間部にある階段とスロープを下ればアッという間。島の南端にはラブホテルやシャッターの下りた大衆食堂、何台ものゴミ収集車が…。そして島の西側へと歩を進めると、雑草が生える狭い道の先に煙がかった工場群。お洒落とは対極にある散策コースですが、なぜかこのうらぶれた風景に懐かしさのようなものが感じられ、ふと心が和みます。

浦安方面から島めぐり。工業地帯にマリーナというギャップがシュール

島の東側、つまり浦安側には川沿いに設けられたわずかな歩道があります。島の西側よりも歩きやすいので、散策するならこちらがおすすめ。旧江戸川に向かって右手を見れば、釣り船や小型ボート。左手を見れば、うず高く積もった砂礫や工場施設。この対比がなんともシュールじゃないですか! 歩道の先にはボート免許も取得できる会員制のマリンクラブ。裏手には月島食品工場施設がそびえ立つ。そして、河岸に目を向ければ、そこだけがなんだか小さなリゾートのよう。工場地帯にマリーナという、真逆の要素がなんなく混在してしまう妙見島。そこに珍スポットなるゆえんがあるのかもしれません。


本記事は「マイナビトラベル」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。

人気記事

一覧

新着記事