ザ・ドリフターズの加藤茶(74)、高木ブー(83)、仲本工事(75)、志村けん(67)が、フジテレビ系バラエティ特番『志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル』(15日19:00~20:54)で、12年ぶりにそろってコントを披露することになった。4日、都内のスタジオでの収録後に取材に応じた4人は、久々の共演に手応えを語った。

(左から)ザ・ドリフターズの高木ブー、仲本工事、加藤茶、志村けん

4人そろってのテレビ出演・コント披露は、2005年10月2日放送のTBS系『中居正広のテレビ50年名番組だョ!全員集合 笑った泣いた感動したあのシーンをもう一度 夢の総決算スペシャル』以来、12年ぶり。この日は、とある寝台車の乗客にふんした加藤、仲本、高木らが休んでいたところ、志村ふんするおばあさんが遅れてやってきて、大騒動に展開していくコントを収録した。

加藤は「4人集まるとすごい気持ちが高ぶって、年取った自分を忘れる」、仲本は「始まるとどんどんテンションが上がって、放っておいたらずっとやってるんじゃないかなっていう気持ちになる」、志村は「いざ始まると昔のタイミングとか間が蘇ってきて、いい意味の自信がまたつきました」と充実の表情。高木も「楽しかったですね」と満足しながら、「この3人はすごいね」とメンバーを立てていた。

今回、久々にコントをやることになったのは、志村が所属事務所の井澤健社長に「4人でやっていいですかね?」と提案したことがきかっけ。加藤は、オファーを受けた際の心境を「やった!と思いましたね」と振り返り、仲本は「みんなバラバラで仕事してるから、なんか1つ足りないストレスがあるんだよね。でも今日集まったら全部すっ飛んじゃって、いやぁ爽快。気分いい!」とご満悦で、高木は「ドリフターズですよ、これが」と総括した。

同番組では他に、『8時だョ!全員集合』や『ドリフ大爆笑』でも、ドリフがあまりやってこなかったトークコーナーを、特別企画として4人で収録。志村は「昔から『どうなんだおまえの肝臓の数字は』って言いながら、悪い方が勝ったみたいな風習がありまして、そういう健康の話はしましたね」と明かした。

4人の中で最年長の高木は、今月で84歳を迎えるが、志村から「元気だよねぇ」、仲本から「一番長生きしそう」と言われるほど。そこから、高木はストレスがないという話題になり、仲本が「いかりや(長介)さんの説教だって、この人だけ全然聞いてない」と暴露すると、高木は「あんだけ怒ってたのを、いちいち全部まともに受けてたらさ、俺今ごろ居ないよ」と釈明していた。

この番組ではさらに、医師の志村と花粉症患者の加藤のコント「花粉症」や、ドラマ監督の志村と父親役で出演する俳優の加藤のコント「歌舞伎(ドラマ撮影)」も披露。その他の出演は、肥後克広、上島竜兵、磯山さやか、華子、丸高愛実、高嶋香帆、夏目花実、杉原杏瑠、安藤なつ。ゲストに、柄本明、ヒロシ、サンドウィッチマン、千鳥を迎える。