京浜急行電鉄はこのほど、朝夕のラッシュ時と夜間帯に運行している着席保証列車「モーニング・ウィング号」と下り「ウィング号」を5月1日から京急線の通勤列車で初となる座席指定制列車に変更すると発表した。

京急電鉄2100形で運行される「モーニング・ウィング号」(2015年12月撮影)

「モーニング・ウィング号」は朝の通勤時間帯、三浦海岸駅・横須賀中央駅・金沢文庫駅・上大岡駅から品川駅・泉岳寺駅までノンストップで運行される電車で、平日のみ1日2本運行される。下り「ウィング号」は夕方以降の通勤時間帯に品川~上大岡間ノンストップで運行され、上大岡駅以南は快特停車駅に停車する電車。平日に計11本運行される。

座席指定列車への変更に合わせ、「モーニング・ウィング号」ならびに下り「ウィング号」の座席指定券が購入できるウェブサイト「KQuick(ケイクイック)」を3月28日に開設。両列車の当日券「Wing Ticket」または「モーニング・ウィング号」の1カ月券「Wing Pass」がいつでも購入でき、発売機に並ぶ必要がなくなる。窓側・通路側・補助席など希望条件の選択も可能となる。

京急プレミアポイントクレジットカードで購入する場合、1カ月券「Wing Pass」を他社のクレジットカードよりも1時間早く購入できる特典も。他社カードは乗車前月の1日13時から購入可能だが、京急プレミアポイントクレジットカードなら乗車前月1日の12時から買えるようになる。

新サービスの開始にともない、「Wing Pass」の駅窓口での発売は今年4月分で終了。「京急ケータイdeウィング」も4月28日でサービスを終了し、新サービスへの統一を図る。