香港ディズニーランド・リゾート(香港・ランタオ島)に今年1月11日、ディズニーパーク初のマーベル作品のアトラクション「アイアンマン・エクスペリエンス」が誕生。アイアンマンとのグリーティング施設やショップもあわせてオープンした。このディズニー初の一大プロジェクトを香港で展開したのはなぜか、制作秘話についてウォルト・ディズニー・イマジニアリングのテッド・ロブレド氏に話を聞いた。

「アイアンマン・エクスペリエンス」イメージ (C)Disney(C)2016MARVEL

トゥモローランドにオープンした同アトラクションは、フライトシミュレーション、3Dプロジェクション、サラウンド音声などの最新技術を駆使した新ライド型アトラクション。ゲストはアイアンマンと一緒に香港の空を飛び、上空で繰り広げられるヒドラ(悪の秘密犯罪組織)との戦いを体感でき、上空から香港ディズニーランド・リゾートをはじめ、ウエスト九龍や青馬大橋、ビクトリア・ハーバーなどの景色も楽しめる。

テッド氏は、同アトラクションの場所として香港を選んだ理由について、「香港は、山、海、シティなど、景色や土地に多様性があるので、このアドベンチャーを語るのにパーフェクトだと思った」と説明。また、アトラクションのアイデアは「コミックから生まれた」とした上で、「トニース・タークが世界中を飛び回るテクノロジストのように、世界中の人々が集まる香港ディズニーランドのトゥモローランドもテクノロジーをテーマにしていたりするので、コンビネーションがパーフェクトだと思った」と香港との相性の良さを語った。

ウォルト・ディズニー・イマジニアリングのテッド・ロブレド氏

映像は、撮影した風景とCGを組み合わせているそうで、「ヘリコプターを飛ばして撮影したりした。海やビクトリアハーバーなどせっかく美しい景色があるから生かしたかった」とのこと。制作においては、「キャラクターのキャラがファンのみんなが思うアイアンマンと一致、コミックや映画のイメージと同じになっているか」という部分に特に力を入れたと明かし、「しっかり目を開けて、見て、楽しめるだけ楽しんでほしい」と願った。

そして、今後、香港や世界のディズニーパークにマーベル作品をテーマにしたアトラクションをオープンさせる予定があるかという問いには、「マーベルは人気だし、何かまたやりたいとは思っている」と答えた。

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協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル