『新潮』4月号

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の第2作となる小説『劇場』が掲載される文芸誌『新潮』4月号(新潮社/3月7日発売)の発行部数が、異例の4万部に決まった。

『劇場』は、売れない劇作家が主人公の恋愛小説。又吉は、芥川賞受賞作『火花』より前からこの作品の執筆を始めていたが一旦中断し、1年前から執筆を再開して推敲を重ね、完成となった。

『新潮』の発行部数は通常1万部前後だが、今月13日に又吉の新作掲載が発表されて以来、書店や読者からの反響が大きく、同誌史上、平成以降では過去最多となる4万部の発行が決まった。