ドゥ・ハウスはこのほど、「家でのお酒の飲み方」に関する調査を実施、結果を公表した。同調査は2月2日~6日、同社のインターネットリサーチサービス「myアンケートlight」を利用し、自宅でお酒を飲む全国の30代~50代の男女を対象に実施。1,201人から有効回答を得た。

晩酌、どれくらいの頻度でしてる?

近年、「ビール離れ」が叫ばれているが、一方で数年前から家飲み・宅飲み、という言葉も聞かれるようになった。同調査ではその実態を探るべく「家でのお酒の飲み方」について調べた。

自宅でお酒を飲む人を対象に「晩酌する頻度」を聞いたところ、全体では「週1日」(31.0%)がトップだったが、男女で差がでている。男性は「ほぼ毎日」(33.9%)がもっとも多く、次いで「週1日」(26.3%)となった。一方、女性は「週1日」(35.7%)がもっとも多く、次いで「ほぼ毎日」(23.7%)という結果となった。自宅で晩酌する人の中でも、お酒を毎日の日課として飲む人と、週1日程度の楽しみで飲む人に分かれている様子がうかがわれる。

「1週間にお酒を飲む頻度」(単一回答・n=1,201)

自宅で晩酌する際の酒は、男女共に「ビール」(68.0%)が最多となった。また、男女間でもっとも差の出たお酒は「焼酎」で、男性が39.4%だったのに対し女性が19.0%と、その差は20.4ポイントだった。

同社は、ビール離れの背景には、近年、日本酒や焼酎やワインといったさまざまなジャンルの酒が流行し、種類豊富で手に入りやすくなったことや、嗜好が多様化していることがあるのかもしれない、と分析している。

「自宅で晩酌するお酒の種類」(複数回答・n=1,201)

自宅でご褒美に酒を飲むかを聞いたところ、46.4%の人が「ある」と回答。飲むシーンとしては、男性は1位「仕事を頑張ったとき」(45.1%)、2位「仕事がうまくいったとき」(40.3%)、3位「一週間頑張ってのりきったとき」(37.7%)となり、女性は、1位「一週間頑張ってのりきったとき」(48.6%)、2位「家事や育児などを頑張ったとき」(39.4%)、3位「仕事を頑張ったとき」(28.9%)だった。日々やるべきことをこなした時の手軽なご褒美として、男女ともにお酒を飲んでいる実態が明らかとなった。

「自宅で晩酌するご褒美酒のシチュエーション」(複数回答・n=557)

自宅で飲む酒の1回あたりの金額について聞いたところ、全体でみると「100円以上~300円未満」が46.7%と半数近くになった。この結果について同社は、手軽に少量を気分転換として飲んでいるのかもしれない、としている。

「自宅で晩酌するお酒、1回の金額」(単一回答・n=1,201)