東京メトロと東京都交通局は23日、東京メトロ線全9路線と都営地下鉄線全4路線が1日乗り放題となる「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」を4月1日から100円値下げすると発表した。あわせて同日から「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」を「PASMO」でも発売することを明らかにした。

磁気乗車券の前売りタイプ券面イメージ

「PASMO」タイプ券面イメージ

値下げにより、4月1日以降の価格は900円(小児半額)に変更。前売り磁気券の券面デザインも変更となる。同日発売となる「PASMO」タイプも価格は同じ。共通一日乗車券として使えるのは大人用・小児用の記名「PASMO」のみで、有効な定期券情報がないものに限られる。なお、相互利用できるICカード乗車券であっても、「PASMO」以外は対象外となる。

東京メトロ・東京都交通局は「PASMO」での発売について、東京メトロまたは都営地下鉄の駅から相互直通運転先の他社の駅まで乗車する際、下車駅で乗越し分の精算をする必要がなくなり、自動改札機に「PASMO」をタッチするだけでチャージ残高から自動で精算できるようになるとメリットを説明する。磁気券・「PASMO」ともに東京メトロ・都営地下鉄の券売機や定期券うりばなどで販売する。

価格変更前に購入し、まだ有効期間内である共通一日乗車券(前売り券)については、変更後のものに買い替える場合に限り、4月1日から9月30日まで手数料無料で全額払い戻す。ただし、買い替えをせずに払い戻す場合は、発売時の金額から手数料220円を差し引いた額を払い戻すとのこと。