ディズニーの実写映画『美女と野獣』(4月21日公開)のプレミアイベントが23日(日本時間24日)、イギリス・ロンドンのスペンサーハウスで開催され、主人公のベル役を務めたエマ・ワトソンと野獣役のダン・スティーヴンスが登場。日本語吹き替え版でベルの声を担当する昆夏美と野獣役の山崎育三郎も参加し、エマとダンとの対面が実現した。

左から昆夏美、山崎育三郎、エマ・ワトソン

故ダイアナ妃の祖先が建てたスペンサーハウスでディズニー映画のプレミアが開催されたのは今回が初めて。『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役で知られ、本作で主人公ベルを演じているエマは、上品なグレーのドレス姿でレッドカーペットに登場し、自身の役柄について「(ベルとハーマイオニーは)2人とも本が好き、学ぶことが好き、そして自分の周囲の世界に対して好奇心に満ちていることが共通しているわ。『美女と野獣』の撮影が終了した日がちょうどハーマイオニー役に決まった日と同じで、まるで私のハーマイオニーとしての旅路が『美女と野獣』という終点にたどり着いたような不思議な達成感があったの!」と笑顔で語った。

また、人気テレビシリーズ『ダウントン・アビー』で注目を浴びたダンは、シックなスーツ姿で登場し、本作について「(ベルと野獣)の間には、さまざまなレベルの出会いがあったと思うけど、特に野獣の場合、自分の容姿を恐れないベルに対し、最初に会った時から驚かされていました。彼女が野獣を見る視線はいずれ自分を愛してくれる視線というか…何かが違う視線であったのを野獣は感じていて、この時点から2人の物語は動き出したと言ってもいいと思うよ」と話した。

その後、本作のメガホンを取ったビル・コンドン監督や、数々のディズニー音楽を手掛けた音楽プロデューサーのアラン・メンケンをはじめ、ガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役のジョシュ・ギャット、ポット夫人役のエマ・トンプソン、置時計に姿を変えられた城の執事コグスワース役のイアン・マッケランほか、豪華キャストも続々登場。さらに、日本語吹き替え版でベルの声を演じる昆と野獣役の山崎も参戦した。

黄色のロングドレスとティアラを身に着けた昆は「大変光栄です。この美しいブルーのカーペットを歩けることまだ信じられないです!」と興奮気味にコメント。LANVINのフォーマルなスーツ姿で登場した山崎は「こういう経験はなかなかできないですし、日本代表として2人でこの地に立てたので、この空間を楽しみたいです」と話し、昆のドレス姿について「まさにベルですね。この子はベルなんだと世界中が気づくと思います!」と絶賛した。

昆と山崎はエマとダンとも対面し、昆は「2人とも本当に優しくて暖かく私たちの事を迎えてくれました! 会った印象としてはダンもエマもそれぞれ野獣とベルにピッタリだと思いました」、山崎は「"ようこそ!"という感じで暖かく迎えてくれました。2人に会えて、同じ作品に携われてつながりを感じることもできました。想像以上に素敵な2人でうれしかったです」と2人とも感激していた。

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