相栄電器は2月23日、米Condusiv TechnologiesのWindows用SSD/HDD最適化ツール「Diskeeper (ディスキーパー)」の最新版である「Diskeeper 16(日本語版)」を発売した。価格は、個人向けの「Diskeeper 16J(3ライセンス)」(Homeエディション相当)が6200円(税別)、法人向けの「Diskeeper 16J Professional」が1万1400円(同)、「Diskeeper 16J Server」が7万800円(同)。

Diskeeper 16Jのメイン画面

新バージョンでは、高速化キャッシング・テクノロジーである「IntelliMemory (インテリメモリ)」を新たに搭載。これは、データ読み込み時、頻繁にアクセスするファイルをアイドル状態のメモリを利用し、インテリジェントにキャッシュする。

この機能により、ストレージ・デバイスへのI/Oオーバーヘッドを削減し、ハードウェアのパフォーマンスをより引き出し、寿命を延ばすことができるほか、利用可能なメモリだけを自動的に使用するため、キャッシュの割合を設定する必要はないという。

さらに、断片化防止機能である「IntelliWrite (インテリライト)」、即時最適化機能の「Instant Defrag (インスタントデフラグ)」、他の処理に影響を与えずにI/Oの最適化を行う「InvisiTasking (インビジタスキング)」については、それぞれ機能を強化した。

IntelliWriteでは、データ書き込み時におけるHDDでの断片化の発生や、SSDに分割された低パフォーマンス状態のデータを書き込んでしまう問題を、そもそも起こさないように防止する機能を強化。これにより、多くのデータを連続的にまとめて書き込めるようになったとのこと。

Instant Defragは、IntelliWriteを介さず書き込んだデータや、既に存在する極度に分割された断片化を、効率良く即座に解消するテクノロジー。旧バージョンと比べ、さらに柔軟に動作可能になり、空き領域の統合エンジンの性能を向上させたという。

InvisiTaskingは、少ないリソースでWindowsシステムとのやり取りが可能になり、リソースを監視し、コンピュータの負荷を軽減させながら環境の高速化が図れるとしている。なお、2月23日からの販売開始はベクターPCショップのみであり、他のサイトにおけるダウンロード販売の開始は3月10日を予定している。