テラスカイは2月23日、保険代理店向けの営業支援ソリューション「Insurance Agency Solution(IAS)」をバージョンアップし、同日より提供開始した。今回のバージョンアップでは、営業活動の支援(SFA)機能を強化した。

世帯契約情報管理機能の画面イメージ

IASとは、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド基盤上に構築した、保険代理店向けの営業支援システム。柔軟性の高いクラウドサービスの利用によって、短期間かつ低コストで導入できる。また、ビジネスの変化や監督官庁のガイドラインの変更にも迅速に対応が可能。2016年5月に施行された改正保険業法にも対応している。

新バージョンでは、契約者の家族情報を登録することで、家族のそれぞれが契約している保険情報を世帯ごとに一括で参照することが可能。これにより、営業サイドからどんなアプローチがいつ有効であるかを見える化し、管理することができる。

IASの基本機能のみで、保険商品の登録だけでなく、仲介手数料などの情報も登録できるようになった。契約件数が売り上げや報酬に直結することの多い保険業では、これによりKPI指標の策定や給料ベースの決定にも活用することが可能になる。

また、要望の多かった「満期をむかえる契約リスト」「停滞している募集リスト」など営業活動の支援に役立つレポートを追加した。

年換算保険料と概算手数料をグラフ表示