Analog Devices(ADI)は2月21日、 IEC 60079-11:2011規格の認証を取得した本質安全(IS)デジタル・アイソレータ「ADuM144xシリーズ」の出荷を開始したことを発表した。

同シリーズは、同社独自のデジタルアイソレータ技術「iCoupler」を搭載した4チャンネル品で、動作電圧3.3V時で、リフレッシュ・イネーブル時のチャンネルあたりの静止時電流5.6μA、リフレッシュ・ディスエーブル時のチャンネルあたりの静止時電流0.3μA、チャンネルあたりの動作時電流148μA/Mbps、動作電圧2.5V時で、リフレッシュ・イネーブル時のチャンネルあたりの静止時電流3.4μA、リフレッシュ・ディスエーブル時のチャンネルあたりの静止時電流0.1μA、チャンネルあたりの動作時電流117μA/Mbpsといった低消費電力を特徴とするほか、2Mbpsの最大データレート(MRZ)、125℃での動作保証などの特徴も有している。

なお、1000個受注時の単価は、米国での参考価格ながら、16ピンQSOP(2.5kV)品が2.48ドル、20ピン SSOP(3.75kV)品が1.98ドルとなっている。

「ADuM144xシリーズ」の機能ブロック図とピン構成