レノボ・ジャパンは2月22日、大容量のアプリケーション向け・高密度の直接接続型ストレージである「Lenovo Storage D3284」を発表した。価格はオープン。

「Lenovo Storage D3284」

新製品は、サイズが5U、最大84本の3.5インチ・ドライブを搭載可能であり、デイジーチェーンで最大4筐体、336ドライブまで拡張を可能とし、高さ221mm×幅447mm×奥行き933mmとなる。通常2Uの筐体で同等のドライブ数を構成した場合の1/3のラックスペースで実現するという高密度デザインで、高いスケーラビリティやアジリティなどのニーズを受けフレキシブルなストレージを実現したとしている。

また、サポートドライブは4TB~10TB、HDD/400GB SSD、最大容量は840TB(10TB×84)。厳しいワークロードでも対応可能な12Gbps SASインタフェースを使用し、ドライブの混在による高性能、大容量、またはコンビネーション構成を可能としており、アーカイブなど利用頻度の低いコールド・ストレージなどコストの最適化にも効果的だという。

さらに、ホットスワップに対応する冗長化コンポーネントにより、99.999%の高可用性を実現しており、同一SASチェーンに「Lenovo Storage D1212/D1224」を混在可能な柔軟な構成だという。設置場所に制約のある環境や、既存サーバの容量不足、容量増加が見込まれるユーザーに適している。